自由で稼げるITフリーランスになる方法

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会社員SEの開発系若手エンジニアは会社を辞めてフリーランスになるべき?SESの収益構造と平均マージン率を公開!

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今回この記事となる対象の方は、会社員SEの方向けとなります。会社員SEの定義は「会社に雇われ、SES契約で客先の会社に派遣され(常駐)、働いているSEの方」とします。SES契約は業務委託契約とも呼ばれます。請負契約とは違い、完成物の保証を求められず、システムエンジニアの能力を契約対象とし、一定期間技術のサービスを提供する契約のことです。
現在開発系のフリーランスエンジニアとして主にSES契約の客先常駐でクライアントと協働して開発しています。会社員とフリーランスを両方経験した今、SESの平均マージン率やIT業界の仕組みがだんだんと分かってきました。マージンはSES事業を行なっている会社員SEから抜き取る金額のことを言います。
会社員SEの方でご自身の契約単価をご存知の方はいますでしょうか?

会社はエンジニアから高いマージン率で中抜きをしており、エンジニアに契約単価を教えると不満が上がり都合が悪いからです。IT業界のマージン率はとても高いです。なんと30%〜50%抜かれることもざらにあります。しかも優秀な開発経験のある若手エンジニアが1番搾取のターゲットにされやすいです。
自分がフリーランスになるべきと思う理由は主に2つあります。
  • 会社員SEは会社に高いマージンを取られている。特に開発経験のある若手エンジニア。
  • 会社都合で働きやすい環境や挑戦したい言語・技術を選べない。
この記事を読むことで以下のことが分かります。
  • SESの収益構造や平均マージン率
  • 会社員を辞めてフリーランスになる判断基準
  • フリーランスSEの実態
  • 会社員SEとフリーランスSEの比較

SESの収益構造と平均マージン率

冒頭で少し話しましたが、IT業界の平均マージン率は30%〜50%ととても高いです。
まず簡単に SESの収益の仕組みは以下のようになっています。
派遣会社からエンジニアをクライアントに派遣して、月々〇〇円、または時給いくらといった形態で契約を結びます。会社はその金額の数十パーセントをマージンとして抜き取り、残りがエンジニアの取り分になります。
 
特にIT業界は多重下請け構造になっており、ひどい場合だと4次請け、5次請けとなり間に会社が入るほどエンジニアが受け取れる報酬は少なくなります。
こういったIT業界の仕組みによって海外に比べるとエンジニアの人気がなく、エンジニアの給与が低い原因を担っています。
平成28年度の労働者派遣事業報告書の「情報処理・通信技術者」からマージン率を求めるのに以下計算式を使います。
マージン率= 派遣料金 - 派遣労働者の賃金 / 派遣労働者の賃金
(27,586 - 17,427) / 27,586 = 36.8(%)
派遣労働事業のピンハネ率は36.8%になります。
マージン率を公開していない派遣企業や開発経験のある若手エンジニアの場合、もっとマージンが40%~50%取られている可能性もあります。 

マージン率が高いと悪徳な会社か?

マージン率が高いと言って必ずしもそうではありません。
抜いたマージンはすべて会社の収益になるわけでなく、下記の福利厚生や経費を差し引いた額が収益となります。
  • 教育訓練費
  • 福利厚生費
  • 社会保険費
  • 会社運営費
  • 広告宣伝費
  • 有休消化費
  • 内勤社員(営業、人事、労務)給与
  • 退職金
高いマージン率によって教育訓練や福利厚生、魅力的な社内制度を実現している会社も中にはあると思います。
会社員でないと得られない体験や経験もありますし、その人自身がそれだけのマージンを取られても会社に魅力を感じているのであれば問題ありません。
 
一番問題なのはIT業界での自分の価値の平均相場が分からず、どれくらいマージン率を抜かれているかIT業界の構造を知らないことが問題だと思います。そういった事実を知った上で自分で会社に残るのか、フリーランスになるのか選択することが大事だと思います。

どういった人が会社員をやめてフリーランスになるべきか?

一言で言うと魅力的な会社だと思わない人が会社を辞めてフリーランスになるべきです。
マージン率が高い会社は魅力的な会社を実現している可能性もあるため、必ずしも悪徳会社とは限らないとお伝えしました。
逆に高いマージン率にも関わらず、魅力的な会社でないということは会社がエンジニアの報酬を搾取しているとも言えます。

以前の会社でもSES事業を展開しており、月一回エンジニア交流会という自腹で参加する"魅力的な社内制度の一つ”がありました。なんの工夫もされていない飲み食いするだけの交流会で魅力的な会社だと感じる人はいるのでしょうか?そもそも普段客先常駐で所属会社の人と交流もせず、会社に所属意識を持っている人の方が少ないと思います。
会社を辞めてフリーランスになるべき?確認項目リスト
  1. 会社に帰属意識がない
  2. 福利厚生が充実していないい
  3. 魅力的な社内制度がない
  4. 長年その会社に勤めようと考えていない
  5. 有休消化出来ていない
  6. 挑戦したい仕事や環境を選べていない

会社に魅力を感じない点を何点か上げてみましたが、何個当てはまりましたでしょうか。あてはまる項目が多ければ多いほど個人的に早くフリーランスになった方がいいと思います。

会社に魅力を感じているが、十分と言えないという人のたに1次請けを前提とし、会社がどれくらい金額を抜いているかを見ていきたいと思います。その金額が福利厚生や社内制度に見合うかを比較すれば答えが出ると思います。

(65 - 35) / 65 = 46%

開発の実務経験が数年あるエンジニアであれば65万以上の単価は見込めます。
仮にエンジニアの年収を35万円とすると46%のマージン率となります。

35(万)× 0.15(%) = 52,500円
この中で会社がそのエンジニア自身のために負担する額を計算します。
月収が35万円の社会保険料の会社負担額は大体15%になります。
2000(万)/ 35(年)/12(ヶ月)≈ 50,000円
35年で2000万円の退職金を貯蓄すると仮定します。
35,000(給与)+52,500(社会保険料)+50,000(退職金)+ 30,000(その他経費)= 482,500
エンジニアの有休消化費や営業費などをその他経費としてざっくりと30,000円とします。エンジニア自身のために使われる金額は給与含めると48万2千5百円になります。

つまりエンジニアの月単価65万円から48万2千5百円を差し引くと会社の収益になります。

650,000 - 425,000 = 225,000円

ざっくりと計算しましたが、大体合っていると思います。
開発系のエンジニアの最低単価相場65万、月給与を35万で計算すると約23万がエンジニアの手に入らず、会社の収益となります。
この23万円が福祉厚生や他の未経験エンジニアの教育費用や内勤社員の給与などに支払われるわけです。
実力のある若手エンジニアであるほど抜かれる額は大きくなり、その会社にずっと居続けないのであれば退職金分も無駄になります。

その額と見合う魅力が会社にあるか?その額が抜かれても会社に居続けたいという気持ちがあるか?を判断基準として考えてみてください。

フリーランスSEの実態

同じSESでもフリーランスの平均マージン率は大体10%~15%ほどになります。
会社員SEの平均マージン率の30%〜40%とは大きく異なります。
会社員SEの時にマージンが抜かれて、福利厚生や会社運営費、他の未経験エンジニアの教育費として使われていた費用をフリーランスになることで自分の収益として得ることが出来るようになります。

また会社員SEの場合、いかに早く現場に派遣して収益を得るか?未経験エンジニアと抱き合わせにして一緒に派遣するか?という会社都合の事情があり、なかなか自分が希望する環境や挑戦したい技術を選ぶことができません。一度現場に入ってしまうとなかなか辞めれません。 

その反面、フリーランスSEの場合、会社都合は全くなく3ヶ月という短い単位で挑戦したい技術や環境を自由に選べるという大きなメリットがあります。会社では描きにくかったキャリアパスも自由に自分で描くことがことが出来ます。

そういった事情もフリーランスを勧める大きな理由の一つです。

まとめ

SES企業のピンハネ率や収益構造を分かっていただけだでしょうか。
仮に会社員を辞めなくてもこういった事実を知っておくかどうかで自身の待遇や選択肢の幅が大きく変わってくると思います。
重要なのはこういった事実を把握し、自分で選択することだと思います。

ポイント
  1. 会社を辞めてフリーランスになるかどうかは会社に魅力を感じているか否か。(自身が手にするはずだった収益と会社の制度などが見合っているか?)
  2. 会社員SEはフリーランスSEになることで自身が手にする収益を増やすことが出来る
  3. フリーランスSEは会社員SEと比べて挑戦したい仕事や環境を自由に選ぶことが出来る

フリーランスか会社員という形態が違うだけで、他の会社に常駐して同じ仕事をするのは変わらないのに自分の手に入る金額が全然違います。
以前の自分はフリーランスになるのは難しく不安定であると思い込んでいましたが、そんなことはありませんでした。
フリーランスになるのは全然難しくないですし、SESであれば安定して稼ぐことが出来ます。
もし興味がありフリーランスになりたいという方はまずエージェントに登録してみましょう。話を聞くだけでも具体的にイメージできるようになります。

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