自由に稼げるITフリーランスになる方法

年収300万以下で残業平均月50時間以上の元社畜プログラマーがフリーランスに転身。フリーランスに転身後は社員時代の2倍以上の年収を稼げるようになった。実際に自身が体験したリアル体験談を元に自由で稼げるITエンジニアフリーランスになれるよう役立つ情報を配信。

地方で働くITフリーランスエンジニアのメリット・デメリットとは?

f:id:n120ao:20190901170913j:plain

毎日都内に通勤している人ならば、都会の喧騒を忘れ、田舎でのんびりと仕事してみたいと一度は思ったことがあるのではないでしょうか。

自分も将来的に一度は田舎に住みんで仕事をしてみたい気持ちがありますが、都内で働くITフリーランスエンジニアと、地方で働くITフリーランスエンジニアの違いは何でしょうか。パッと思い付くのは単価の違いで都内の方が高いというのは、時折耳にします。

先日8/24(土)に東方を拠点としたITエンジニアに多様な働き方を提案する「杜の都のITしごとカンファレンス」が行われました。

そこで以前このブログでもオススメしているPE-BANKというエージェントの東北支店所属の現役エンジニアがパネルディスカッションに参加し、東北でのエンジニアの今後の未来やキャリア、地方でエンジニアする上でのメリット・デメリットを語った内容が掲載されていたので、ご紹介したいと思います。

東北地方でのエンジニア状況なので、また他の地方や地域によって差はあるかもしれませんが、概ね似通う部分はあると思うので、地方や田舎に移住したいけど、都内とどういった違いがあるか気になる方のヒントや参考になると思います。

prtimes.jp

東北地方でITエンジニアをするメリット

人間関係が築きやすい

地方ならではのメリットの一つ目。きっとコミュティの規模が都会に比べ狭いのと、人との距離が近いからでしょうか。出会った人とfacebookなどのSNSでつながると、必ず知っている人がいて、そこから新たな人間関係に発展するそうです。

人間関係やつながりが仕事に活きるフリーランスにとっては、重要な要素の一つだと思います。どんなに良い人間関係が築きやすい環境でも、自分次第の心掛けも大切ですがが、フリーランスの方や深い人間関係を求める人に適した場所かもしれません。

通勤ストレスが軽減される

地方ならではの最大のメリットといって良いかもしれません。リモートワークという言葉が少しずつ知られ、普及も徐々にしているとはいえ、都内に通勤している人の方が圧倒的に多いと思います。

毎日満員電車に乗るだけで、命を削っているといっても過言ではないかもしれないです。これがなくなるだけで、ストレスが軽減され仕事も捗りそう。

可処分所得が高い

可処分所得が高いことが上げられていました。可処分所得とは、給与から支払い義務がある税金や社会保険料金を差し引いた残りの額のことを言います。要は手取りのことですね。社会保険料とは、年金保険料、健康保険料、介護保険料などを指します。気になったので、地方は都内に比べて社会保険料が低いのか調べてみました。

健康保険料比較

年収や世帯人数によって健康保険料は変わってきますが、単身年収200万円以下の自治体別のランキングが載っていました。

jigyou-tax.hajime888.com

このランキングを見ると、1位が広島県の広島市で、5位、6位に東方地方の宮城県、山形県がランクインしています。東京の地区は95位の千代田区以降にランクインしており、必ずしも地方の方が社会保険料が安い訳ではないことがわかります。

メリットで挙げられていた「可処分所得が高い」は、地方だから必ずしも高いという訳でなく、住む地域や自治体によって異なってきそうです。

東北地方でITエンジニアをするデメリット

首都圏と比べると案件単価が低い

これは首都圏に比べると案件単価が低いそうです。これは聞いたことがありました。実際にPE-BANKのサイトで案件検索が出来るので、地方と都内で単価の差があるのか検索して見ると、

東方地方の案件単価

f:id:n120ao:20190902095038p:plain

都内の案件単価

f:id:n120ao:20190902094727p:plain

全部の案件を見たわけでないですし、公開している単価も少しは盛っていると思いますが、地方の方の案件単価が50万台の案件が目立つ一方、都内の案件単価は最低でも65万以上の案件が目につき、中には100万を超える案件もあります。

地方の方が運用・保守などの開発に比べて案件単価が低いことや、高い資本力を持つ企業は都内に多いことが理由だと推測します。

AIやIOTなどの最先端技術の差

AIやIOTなどの最先端技術やクリエイティブ系の仕事など、都内の方が触れる機会が多く、地方はメンテナンス系の仕事が多いそうです。そのため上流工程に携われる機会も少なくなってしまうそうです。

ここはフリーランスであれば、都内の案件をリモートワークで獲得するなどで解消できそうな気もしますが、最新技術や情報に触れたい人は都内の方が向いてそうです。

まとめ

東北地方をメインにでしたが、ITエンジニアにとって都内と地方でどういった差が生まれるのかを、杜の都のITしごとカンファレンスのレポートを参考に見てみました。やはりどうしても、都内の方が案件単価が高く、クリエイティブな仕事や経験出来る業務範囲も広いので、もし地方で生活したい人が、デメリットを解消するにはまず都内で数年業務を経験し、交渉してリモートワークに移行し地方に移住する流れがいいのかなと思いました。(セキュリティやその他理由で、物理的な制約があり厳しいかもしれませんが)

また社会保険料は住む自治体に大きく変わってきそうなので、検討すべき重要事項の一つだと思いました。