複数エージェントを利用した時のメリットとデメリットは?
複数エージェントを実際に利用して感じたメリット・デメリットを紹介します。
また併せて複数エージェントを利用するにあたっての注意点をお伝えします!
その前にエージェントって何?って言う方は以下記事を先に読んでみてください。
複数エージェント利用時のメリット
市場平均価値を把握出来る
複数エージェントに経歴案件や開発言語、実務経験年数などから判断してもらうことで自分の平均市場価値が分かります。
1つのエージェントだけだと誤判断や安く見積もられピンハネされる可能性もあります。
まともなエージェントであれば、実際ピンハネされることはありませんが、複数エージェントを利用すればそういった事態を防ぎ、平均市場価値を把握することが出来ます。
相性の良い担当者と出会える可能性が高くなる
いくら評判の良いエージェントであっても中には感じの悪い担当者がいるかもしれません。
相性が悪くても担当がついた後に担当者変更はなかなか言いにくいものです。
しかし複数エージェントを利用すれば片方ダメでも片方大丈夫な可能性ができます。
自分も複数エージェントを利用しているとこの人と相性いいなとか、この人と考え方や進め方が合わないなという思う場面がありました。相性が合う担当者の方だと、頑張ってくれている担当者のためにも案件獲得しようという前向きな気持ちになりますが、逆に相性が合わないと案件獲得するの嫌だなという後ろ向きな気持ちになるので、相性は大事だと思います。
だって人間ですもん。そういう気持ちの部分も大切です。
スピーディーに案件獲得出来る
エージェントが複数になれば企業との商談面談が増えるのでより短い期間で案件獲得出来る可能性が高まるのはもちろんですが、単純な数だけではない要素があると思います。
1つ目の要素は「自分の希望条件ややりたいことを明確で具体的に出来る」ことです。
それぞれのエージェントによって取引企業や商流が異なったり、中には取引企業を独占している可能性もあります。なので複数エージェントに登録することで幅広い案件や情報に触れることができます。
そうすると幅広い案件の中で比較検討が出来るので、
「この案件の開発スタイルあっちの案件より好きだな」
「何となくPHPで絞ってたけど、やっぱり今流行ってるLaravelのフレームワークを使用しているあっちの案件の方がいいな」
実案件の条件や言語、開発環境を見ながら、こうした「何が良くて何が嫌か」といった思考や感情を把握することで、より自分の希望条件ややりたいことを明確で具体的にすることができます。
自分の希望条件ややりたいことが明確になることで、迷うことなく案件獲得に向けて動くことが出来ます。
2つ目の要素は「商談面談の精度を高めることが出来る」ことです。
商談面談の回数が増えることで、商談面談での受け答えや立ち振る舞いをいち早く学習することが出来ます。また仮に商談面談に落ちても企業からエージェントを通してフィードバックをもらえるので、それを元にどこがダメだったか内省することで改善することが出来ます。
複数エージェントを利用して単純にチャンスが増えるという理由だけでなく、「自分の希望条件ややりたいことを明確で具体的に出来る」「商談面談の精度を高めることが出来る」2つの要素がスピーディーに案件獲得出来る要因でもあります。
複数エージェント利用時のデメリット
各エージェントで案件獲得した時にどちらかを断らないといけない
複数エージェントを利用すると各エージェントで案件獲得した場合は最終的にどちらかを断らないといけないのですが、人によっては断りづらいと思うかもしれません。しかし予め複数エージェント利用していることを伝えて、誠意を持って断る理由を伝えれば良好な関係を気づいたまま断ることが出来ます。
注意点
複数エージェント利用を予め伝える
複数エージェントを利用することはエージェントの方も想定内のことです。問題は複数エージェント利用していうることを伝えず、案件獲得時に断ることが良好な関係を崩しかねません。
もし複数エージェント利用を伝えて嫌な顔されたらそのようなエージェントはこちらからお断りしましょう。
利用するエージェントは2個。多くても3個まで。
個人的には2個がおすすめです。
1つのエージェントで週に2~3個の商談面談が入る可能性があります。平日に面談が行われるので週5日に4~9個の商談面談が被ってしまう可能性があります。
特に仕事しながら活動される方は、紹介される案件や商談面談が多くなって逆に日程調整出来なくなったり、エージェントの方とやり取りする手間が増えてしまいます。
なので2個くらいが丁度いいと思います。仕事と並行しない活動の場合は3個でいいと思います。
現在貰っている単価を3万~5万UPして伝える
エージェントにマージンを差し引いた現在貰っている単価を情報としてお伝えする場面があります。
本来であればマージンが抜かれる前の単価で企業から評価されているということです。なのでエージェントにピンハネされる可能性を少なくするためにも3万~5万UPして伝えるといいと思います。
もしその金額で上手くいかないなら下げればいいだけです。
まとめ
以上、複数エージェントを登録した時のメリットとデメリット、注意点をお伝えしました。
複数エージェントを利用した場合の方がはるかにメリットが大きいのですが、それでも一歩間違えるとエージェントへの印象を悪くしかねません。IT業界は意外と狭くどこで繋がっているか分からないので、複数エージェント利用を予めエージェントに伝え、断る場合は誠意を持って理由を伝えるようにしましょう。
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