自由に稼げるITフリーランスになる方法

年収300万以下で残業平均月50時間以上の元社畜プログラマーがフリーランスに転身。フリーランスに転身後は社員時代の2倍以上の年収を稼げるようになった。実際に自身が体験したリアル体験談を元に自由で稼げるITエンジニアフリーランスになれるよう役立つ情報を配信。

【ITエンジニアのフリーランスになる方法】エージェントって何?

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エージェントとは?

エージェントとは英語にするとagentのことで、直訳すると代理人という意味があります。
エージェントはエンジニアに代わって仕事・案件を探し、企業との面談調整や条件面の交渉、その他に契約書類の作成や発送、請求業務など煩雑な事務作業を代行してくれるサービスになります。

エージェントのビジネスモデル

エージェントのビジネスモデルは大別して企業側かエンジニア側どちらかから収益を得る2つのモデルになっています。 
1. エンジニアから収益を得る

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エンジニアから収益を得る場合はマージン形態をとっているエージェントがほとんどです。
マージンとは別名で中抜きとも言い、エンジニアが企業と契約した金額から何%かをエージェントに支払う契約形態のことです。支払うマージン率は一定の決まりはなく、エージェントによって変わります。
 
平均的なマージン率は10%〜30%程度と言われており、マージン率を開示しているエージェントとそうでないエージェントがあります。
2. 企業から収益を得る
企業から収益を得る場合はエージェントによって報酬を支払うタイミングが異なります。
エンジニアと企業のマッチングが完了したタイミングで企業側がエージェントに決まった固定報酬を支払う場合もあれば、月々エンジニアの稼働時間に合わせて支払う額が変動する場合もあります。
 
以上2つがエージェントのビジネスモデルになります。

エージェントのメリット

案件獲得率を高める

後述するマッチング精度の高さにもつながる部分ですが、エンジニアと企業双方の条件を把握しているエージェントが紹介する企業と面談するため案件獲得率を高めることが出来ます。
 
また面談時に必要な案件経歴書や面談時の心得などプロの視点からアドバイス頂けます。仮に面談に落ちたとしても企業側からエージェントを通してフィードバックをもらえるのでそれを元に軌道修正を繰り返すことで、精度を高めることが出来ます。

適切な市場価値の把握

フリーランスになりたての頃は自分の適切な市場価値がわからないと思います。
何千人、何万人のエンジニアと企業をマッチングしてきた実績があるエージェントなら、案件経歴と実務年数、開発言語などから適切な市場価値を判断してくれます。
 
自分もはじめてエージェントを利用した際に単価55万円の希望で伝えていたのですが、5万高い60万円で契約を結んでくれたことがあり、安い契約で結ばされることが少なくなります。

能力を発揮出来る環境作り

エンジニアの仕事は開発に集中することですが、フリーランスになると案件獲得に向けて企業への営業・面談調整や契約書類の作成や発送、請求業務など煩雑な作業をしなければなりません。
 
やり方が分からなかったり不慣れな作業で時間が大幅に掛かってしまうことも少なくないと思います。そうすると本来エンジニアの仕事である開発に時間を割けず能力を発揮することが出来ないかもしれません。
 
エージェントが開発以外の煩雑な作業を代行してくれるおかげで能力を発揮出来る環境を作ってくれます。

希望案件の豊富さ

クラウドワークスやランサーズ、または友人、知人から案件を紹介してもらうことは可能です。
 
しかしエージェントは何千の企業と取引をしており、案件の豊富さが異なります。
案件数が豊富なほど必然と自分が希望する環境や条件面が一致する案件を獲得できる可能性が高まります。
 
フリーランスのメリットは挑戦したい言語やツール、働きたい環境を自分で選べるのが大きなメリットだと思います。
そのメリットを存分に活かすためにも希望案件が豊富であるかは重要な要素になります。

マッチング精度の高さ

企業とエンジニア双方の条件を把握しており、自分に合う企業を紹介してくれるマッチング精度の高さがあると思います。
 
エージェントを使用しない場合は企業の性質や求めている人物像が分からないと思います。またほかのエンジニアがその企業に常駐した実績などがある場合が多く、常駐したことのあるエンジニアからエージェントにフィードバックが蓄積されることによってより企業がブラックかどうかも分かるので、大きく外れることもありません。

条件交渉の代行

単価を上げて欲しい、稼動は週3日にして欲しい、などなど。
エンジニアが企業側に言いにくい条件交渉の代行をしてくれます。
しかし日頃から仕事への取り組みがいい加減で評価が悪ければ条件交渉はしてくれません。
 
現場でどんな成果を出しどういう取り組み方をしているかなどヒアリングし、交渉内容やタイミングが適切がどうか判断した上で交渉するかどうか決めてくれます。
 
直接クライアントに言いづらいことも適切かどうか判断してくれるので気軽にエージェントに相談することが出来ます。

福利厚生

すべてのエージェントに当てはまるわけではないですが、エージェントによって福利厚生を利用できるところがあります。
福利厚生には以下のようなサービスがあります。
 
本来フリーランスにない福利厚生を利用できるのもエージェントのメリットの1つ。
けれど福利厚生を利用できる分マージン率が高いなどがあるので本当にその福利厚生のサービスが必要かどうか検討することが大事。

情報交流の場を設けてくれる

フリーランスは会社員時代と比べて他人との関わりが希薄になりがちです。リモートワークで仕事をしている人は特にそうです。
 
また準委任(SES)契約で企業に常駐する場合は多少関わりはありますが、正社員と比べて飲み会やイベントなど大幅に減ります。
 
そういうことが煩わしいと思っている人は丁度いいのかもしれませんが、やはり人とのつながりやコミュニケーションは大事です。
 
エージェントは定期的に勉強会や交流会を設定してくれます。 

エージェントのデメリット

マージンがとられる

すべての煩雑な作業を代行してくれるので、その分手数料が発生するのは当たり前。なのでデメリットとしてあげていいか微妙なところですが、契約時の初回だけならまだしも、毎月報酬の10%〜30%とられるのは大きいと思います。
 
仮に月単価が60万でマージンが15%だとすると9万×12ヶ月=98万/年。約100万弱の金額を支払わなければいけないことになります。
 
それでも本業以外の作業を代行してくれるのは時間節約になるし慣れない作業でストレスを溜めることもなるのであえて利用する人もいます。
マージンを払ってもそういう作業を代行してもらいたい人はデメリットになりません。

まとめ

ひとえにエージェントと言ってもエージェントによって様々な特色があるので、自分の希望や条件に合った最適なエージェントを選択する必要があります。
条件・希望に合うエージェントを選択する
  1. マージンが少ない
  2.   
  3. 1次受けで直接やりとりする取引企業がメインのため平均報酬単価が高い
  4.   
  5. コンサルタント、営業担当、アフターケア担当など専任体制でエンジニアのサポートが手厚い
  6.   
  7. フリーランスにはない福利厚生の制度が充実している
  8.   
はじめてフリーランスになる方は分からないことが沢山あり、すべて自分でやろうとすると稼ぐまでに時間がかかったり、間違った方向に進んでしまう可能性が高いので、エージェントを使用することをおすすめします。
 
軌道にのるまではエージェントを使用してサクッと案件を獲得することが重要だと思います。
おすすめエージェントは以下になります。どのエージェントも真摯に対応してくださるので、ぜひ利用して見てください。